自然塗料について  
 
第1章
 
 
  <自然塗料とは>
 
  近年、日本では化学合成塗料によるシックハウス症候群や化学物質過敏症が認知され、
  塗料の安全性が重視されると共に、自然環境問題への意識の高まりから天然素材を
  原料とした自然塗料(天然塗料・エコロジー塗料)が見直され始めました。
 
  自然塗料は石油化学塗料に比べ、作業性・耐久性・メンテナンス・価格面で
  劣ることは確かでありますが、その伝統、作り方、使われ方、塗面の風合いを知って
  頂く事は人間の知恵・文化・歴史を肌身で感じて頂けることと思います。
 
 
 
  <自然塗料に親しむ>
 
  弊社は自然塗料素材及びその製造レシピを提供させて頂く事により、
  沢山の方に自然塗料に御興味を持って頂くと共に、物作りに際して皆様の
  創造性・独創性の向上にお役にたてたら幸いと存じます。
 
  天然素材とは言えど柿渋には特有の臭みがありますし、
  松脂やテレピン油などでアレルギーを起こすこともあります。
 
  尚、商品の中には塗料製造・塗布作業性向上のため、
  化学合成原料も御用意しておりますが
  事前に商品の必要性を御確認下さい。
  ※御使用にあたり御不明の点は事前に御確認下さい。
      上段は天然樹脂各種、下段は天然蝋各種
 
 
  <自然塗料の成分>
 
  木質への潤い添加、艶出しを目的に主成分(椿油やクルミ油といった植物油)だけを
  塗りこむ場合もありますが、大方の塗料は主成分と溶剤、顔料、添加剤で構成されます。
 
  主成分に天産物を使うものを自然塗料とびます。
  主成分は塗膜形成成分で
  オイル系(亜麻仁油、荏油等の植物油ショクブツユ)
  ワニス系(セラック、ダンマル等の天然樹脂)
  ワックス系(カルナバ蝋、蜜蝋、木蝋等の天然蝋)
  に分類で出来デキます。
 
  溶剤(テレピン・柑橘系精油:天然溶剤、エタノール)は
  主成分を溶かし滑らかに塗れるようにするものです。
 
 左から柿渋・セラックニス・コーパルニス・植物油各種
 
 
  顔料は着色に使用し、乾燥剤・防腐剤・香料等が添加剤として塗料の性能向上の為、
  必要に応じて使われます。
 
第2章
 
<自然塗料の類別>
第3章
 
<セラックニスとは>
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ラックカイガラムシと言う昆虫が特定の樹木に寄生し、自らを守るために形成した
樹脂状分泌物を原料として精製加工した樹脂を「セラック」と呼びます。
セラックは、昆虫が植物を介して作り上げた樹脂。安全性が高く、万一燃えても
炭酸ガスと水になる成分で有毒ガスの発生はありません。
ですから、食品・果実・医療品のコーティングに世界で幅広く利用されています。
乳幼児の接する家具・オモチャ、学童ヨウ工作二スには理想的と多くの評価も得ています。
木・紙への相性は抜群で、楽器塗装にも使われます。
※セラックの塗り方、使用上注意点はご確認下さい。
写真シャシンヒダリから、樹木ジュモクへの寄生キセイシロ部分ブブン)、樹脂ジュシ⇒カイガラムシの精製セイセイしたセラック樹脂ジュシ
溶液⇒セラック樹脂をアルコールに溶かしたセラックニス、塗り見本⇒顔料で着色したセラックニスを塗った積木。
第4章
 
<販売に関する事項>
弊社がお客様にご提供させて頂く全ての事項・商品および本書の技術情報は、
当社が信頼している実験に基ずいておりますが、その正確性もしくは
完全性については保証するものではありません。
お取り扱いの不手際などからの障害、損害、事故につきましては責任を負いかねます。
当社製品をご使用いただく場合、事前にそれが目的用途に適合するか否かを、
充分にご判断のうえご使用下さい。
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